令和 6年 9月 20　　　タイヤ交換　　パイロットパワー 2CT

2022年に導入したミシュランのPower5。これまで履いたどのタイヤよりもZX-11とベストマッチングだった。低速から高速コーナーまで自分が行きたい方向、曲がりたい分だけ曲がる事が出来るので、今まで苦手だった右コーナーが楽しくなった。高速道路も安定していて不安定な挙動になる事は皆無。レイン性能も問題無し、パターンも左右対称で格好良い。


ライフも最終的に10,875kmで交換したが、まだ3分程は溝は残っていた。使い切れば 12,000kmは走ったと思う。それでいてハンドリングが「さすがに気持ち良さが薄れてきたかな？」と思ったのは9,000kmを越えた辺り。楽しく走れるライフのリミットが10,000kmだとすれば、パワー系タイヤとしては申し分ない。


という事で満点タイヤのパワー5、唯一かつ最大の難点は値段が高い事。2年経ってパワー6が発売されて少しは落ちてきたかな？と赤男爵店で確認したが、全く下がっていないばかりか、なぜか最新のパワー6と同値段。う〜ん、どうしようかな。


そんな中で気になっているタイヤがひとつあった。renさんやルーキーさんが履いているパイロットパワー2CT。リリースはかなり旧いが未だに販売されていてかなり安価で購入できて、フィーリングもとても良いとの事。赤男爵店での値段は何とパワー5の半額 (但し工賃除く)、まだ入手できるらしい。ならば履いてみない手はない。

10,000kmを越えたパワー5。まだ溝は残っているがさすがにタイヤの形は変摩耗していて美しくはない。ハンドリングも美味しいところが終わって、乗り心地もガタガタするようになった。とは言え真っすぐ走るだけならば問題はない。9月の愛媛、10月の九州都井岬が控えている、高速・長距離を走るのでこの二つを終えてからでもいいかな？？と一瞬思ったが・・・。


いやいや、まてまて。満を持して久しぶりに走る懐かしい場所。早々行ける場所でもないのに、ガタガタしたタイヤでいいのか？財布には優しいかもしれないが、限られた貴重な時間を有意義にするには逆に勿体無くないか？・・・結局行く前に交換する事にした。

タイヤ入荷〜作業が終わったのは愛媛に出発する前日。ピカピカのニュータイヤはいつ見ても「こんなにタイヤって溝があったっけ！？」と思ってしまう程に綺麗な形をしている。パターンは左右対称のパワー5の方が断然好きだが、ニュータイヤーを触った感じはパワー5と似ている。


いつもの事ながらT工場長に「くれぐれも、最初は気をつけて下さい」と念を押されて出発。前回はクオリファイア2 → パワー5でフィーリングの違いに最初は戸惑ったが、今回は同じミシュランのパワー系。違和感は全く無。

「愛媛ツーリング」、戻ってからの朝駆け「高野山〜龍神」でインプレ御紹介。パワー5が私の中での100%だとすると、その90%位のフィーリングと性能でとても良い。それでいてタイヤの価格は半額なのだから、コスパを考えれば最強タイヤではないか！？秋のツーリングシーズンに向けて準備万端！