令和 4年 9月 15日　　”整った”

週末久しぶりにZX-11+キャンプ遠出をします。本来今月はRYUBE全国の予定でしたが、宿泊マスツーリングはコロナ禍の現況を考えると厳しく断念しました。今回は東京時代を中心にお世話になった諸先輩の企画に乗せて貰いました。現地集合/現地解散のキャンプだからこそ今の難しい状況でも行く決断が出来た。

先週末。赤男爵店で空気圧確認、草抜きを兼ねてOの庭の小屋に置いてたタープを取りに行き、昨年秋の麻那姫湖以来になる道具一式を確認しながら荷物を詰めて、最後にZX-11にサイドバックをセッティング。ただでさえトロイのに、久しぶりとあって随分時間が掛かりました。

キャンプって面白いもので、ひとつひとつの道具はヨレヨレしていて頼りない。それをセッティングして組み合わせる事でカチッとなり、快適な機能を発揮。考えてみたらパッキングをして旅をする道具なのだから当たり前なのですが。ZX-11にサイドバックを装着するのも、駒ヶ根デビューの自家製板をセッティングして両脇に吊るした時点ではダラ〜ンとしています。それを手順通りにベルトでテンションを掛けていくと、最後はビクともしなくなりZX-11と一体化します。何度もこれで１日何100kmのキャンプツーリングに出掛けましたが、荷物満載とは思えない安定感と操縦性に不安感はありません。


元来面倒臭がりの性分、取り掛かるまでは億劫なものの、一旦準備を始めるとその時間案外嫌いではありません。バラバラのピースをひとつづつ確認しながら埋めていくと最後はピッタリ１枚の絵になっていく感じ。そしてすべての準備が”整った”時に、自分の気持ちも”ハレ”モードに切り替わります。

久しぶりですがこのモードに入ったから大丈夫。南の海から台風が近づいていますが、それがどうした。二泊予定を一泊にして、不意の雨も覚悟の上。勿論無理はしないし、最初から判っていればカッパを着こんでの土砂降り走行も嫌いではない。そして何より、これまでのキャンプで御一緒させて貰った仲間と一緒に過ごせる時間が待っている。


「整った」という言葉。”ゆるキャン△”主人公、キャンプ達人女子高生リンちゃんのセリフです。前々回の”考え事”以降にAmazonプライムで全話観ました。なかなか面白かったし、なにが良いって誰しも”野クル”のメンバーになるのではなくて、皆相手のスタイルを尊重しながら一緒になったり独りになったりを楽しんでいる。それってまさにRYUBE大阪の仲間だし、今回会える予定の諸先輩がそうだ。全員女子高生では無く、50代以上のおじさんですが(笑)。


台風上等”ハレ”モードでまさに言葉通り「どこまでも走っていく」。何人の方とお会いできるかな、皆さん宜しくお願いします。