旅木ノ記　”Leggeroの部屋　～朝駆け　２０１０年夏～”

５月１５日に登った十三峠に続いて、生駒山脈・柏原近辺の急坂で有名なぶどう坂に登ってみた。

なんでぶどう坂と言われているのかいまいちよく判らなかったが、現地に行ってみて納得。坂はぶどう畑を縫うように登っていっていた。まどか保育園で息を整え登り始める。

十三峠に比べると、登り切るべきゴールは見えているので楽かな、と思っていたが甘くなかった。あっという間にファイナルローまでギアは下がって、あとはひたすらかたつむりのようにえっちら・おっちらと登っていく。途中で軽快なロードに１台抜かれた。どうしたらあんなスピードで坂が登れるのだろう・・・。

まどか保育園から取り敢えずのゴールに設定していた妙法寺まではわずか１．４ｋｍ。標高差も１３０ｍしかないのだが、登り切ったところですっかりクタクタになっていた。更に信貴山まで走るつもりでいたのだが、折からの暑さと虫の多さに途中ですっかり意気消沈。ゴルフの打ち放しの先で断念して妙法寺まで引き返した。

ぶどう坂、後からルートラボでルート検討してみたら平均斜度９．２％。なる程激坂で有名なだけある。

帰りの大和川沿いは、気温上昇でオーバーヒート状態。ヒルクライムごっこは暑い時期にやるものでは無い、という事がよく判った。坂登りは涼しくなるまで封印しよう。それにしても、１８日の明日香村ＴＴの時は朝は涼しかったのに、たった１週間でこんなにコンディションが変わるとは・・・。ＴＴをやるにはギリギリのタイミングだったようだ。

○　８月１５日（日）　泉北緑道　

７月２５日以降、朝駆けのやり方は完全に見直した。朝帰宅のリミットを８時に設定。それより遅くなると朝とは言え日差しが半端ではなくなる。私の場合ロードは趣味、気分転換が目的なので休日の体力を使いきってしまっては意味が無い。結局普段の練習コース（竹之内街道～古市～上ノ太子～穴虫峠～柏原～大和川）を更に短縮して、古市から石川サイクルロードで大和川に出るショートコースが定番になった。これだと５時に出れば７時には充分帰ってこれる。

そうした合間にも時々Ｔの偵察を兼ねて泉北に登っていた。ＴはなにやらコツコツとFUJIのNEWESTをいじって改良しているようで、盆中には中古ではあるがホイールまで入手した模様。そこでちょっとＴを驚かせてやる事にした。前日ミミオヤジのロードについているホイールと交換してみたのだ。同じ１０５のコンポだから単純交換だけでO.K.、ミミオヤジのホイールはMAVICのAKSIUM。Ｓ店Ｙ店長によれば、私のLeggeroについているフルクラムRacing7とは価格帯は一緒だが、若干AKSIUMの方が良いホイールなのだとか。実際Racing7の重量は前後で公称１，９３０ｇ。AKSIUMは約１，７９５ｇなので、若干AKSIUMの方が軽い。とは言えメーカー毎に重量記載する範囲が異なるのだから、あくまで参考程度にしかならないが。

Ｔには事前に「秘密兵器を投入する」とかましておいた。朝自転車をシゲシゲと眺め「ホイール変えたか、金持ちやな・・・」とつぶやくＴ。実際そうそうホイールなぞ購入できるものではない。まあ、”秘密兵器投入”は嘘では無いが（笑）。

実際走ってみた印象は、感性の鈍い私にはほとんど違いが判らない、というのが正直なところ。若干乗り心地が良いかな？フルクラム同様、素直で正確で癖の無い良いホイールだと思う。

但し交換して判明した事がひとつある。フルクラムの私のタイヤはそろそろ交換時期にきているという事。倒し込んだ時に今日はスムーズだった。最近自分でも判っていたが、まっすぐばかり走っていたので自分のタイヤは扁平していた。倒し込んだ時に若干引っ掛かるような感じがしていた。そろそろ累積距離が２５００ｋｍに到達するので仕方が無い。

ＴのNEWESTは時間を掛けて整備していただけあって、以前は聞こえていたチェーンがすれる音も無く、ＳＴＩ化した恩恵だろう変速も素早くなっていた。Ｔのケツも一回り小さくなっていてさすがに”デブ”とはもう馬鹿にできそうもない。登坂力と加速力はほぼ互角近くまでなってきた。ようやく本気でお相手ができるようになってきたか（笑）。

９月になるというのに一向に暑さが緩む気配が無い。完全に夏バテ状態。この日も夏定番、竹之内街道で古市まで走り、石川～大和川と走るお気軽コース。距離は３０ｋｍ弱、コースも平地のみ、２時間走ればもう満腹だ。

この程度でも給水ポカリは５００～６００ｃｃのクマボトル１本では若干足りない。クラッシックなドリンクホルダーが欠品中の為増設できず。早く入荷して欲しい・・・。