令和元年　7月 7日　最後の夏

早いもので、今週末から大阪府中学野球の夏の大会が始まります。ミミ坊達三年生にとって負ければ引退なのは高校野球と同じ。1年間努力してきた事をお互いのチームがぶつけて、1時間半後には勝敗が決まります。

春の大会が終わってからも、勝ったり負けたり。ここ数年の先輩達とは違って強くは無いけれど、基本的には仲良く楽しく、そして思い掛けないところで良い試合もしたりする、なかなか魅力的なチーム。無二の親友を始め先輩・同期・後輩すべてに恵まれて三年間野球に打ち込めた事はミミ坊にとって何よりも替え難い財産です。


代替わりした去年の夏から、ミミ坊達の試合を観る事が何よりのモチベーションになりました。毎週末試合があるものだから、この半年は月3回のペースで帰宅。我が家の家計は火の車です(苦笑)。でも、ミミ坊が野球をしている姿が観れるのはこの1年間しかありません。少しも見逃したくない。

実際、三年生になってからのミミ坊の飛躍は目を見張るものがありました。四番センターは代替わりしてから一度も明け渡さずに今週末を迎えます。今年に入ってからはミミ坊の”打つ・打たない”が勝敗を左右する事が多くなりました。「四番を演じろ」と言った少年野球時代から、「真の四番になる」事を目標にしてきたミミ坊。先日は体育館直撃、正真正銘の先制ホームランを打ち、チームもそのまま逃げ切り勝利。・・・凄い子は幾らでも上にいるけれど、今の姿は誰にでもできる程簡単では無いと思うのです。センスが良い子は幾らでもいる中で、不器用なミミ坊は柄の長いほうきで毎日素振りを続けてきました。野球が大好きで、地味に努力をしてきた結果が今のプレースタイルになっている。そんなミミ坊の一挙手一投足を観るのが大好きです。


のそのそ応援に来る親父。中学生になってからは　「恥ずかしいから観に来るな」と、いつか言われる事は覚悟していたのですが、ミミ坊は嫌がる素振りは最後まで見せず素でいてくれました。父親に優しいミミ坊、ありがとう。お陰で楽しい時間を過ごす事ができた。週末はミミ坊の中学最後の雄姿を目に焼き付けます。