平成18年7月17日 和歌山県中部周回ツーリング



(十津川の谷瀬の吊り橋)


○ コース

自宅出発(5時半)〜国道309号〜国道310号〜五條市〜国道168号〜道の駅「吉野路大塔」〜国道168号〜十津川村谷瀬の吊り橋(7時)
国道168号〜道の駅「十津川郷」(8時)〜国道425号〜下北山村〜国道169号〜道の駅「吉野路上北山」(9時30分)〜道の駅「杉の湯川上」
国道169号〜大淀町〜明日香村〜南阪奈道路〜自宅到着(12時)


○ 3連休の特典ツーリング

3連休という事で、嫁さんと交渉。 通常の早朝ツーリング+αで午前中をフルに使って久しぶりの中距離ソロツーリングを行った。 行き先は出発するまで決めていなかったが、取り敢えず快走ルートである国道168号を南下する事にする。

五條市を越えて国道168号を南下。道の駅「吉野路大塔」までは登りの中高速ワインディングが堪能できる。 朝早い時間だと車も少なく快適に楽しんでいたが、途中かっとびレプリカ2台組にあっという間に抜かれる。 抜かれるまで気がつかず一瞬ヒヤッとする。 このコース別の時にも同じようにかっとびレプリカにトンネル抜けた所で抜かれて同じようにヒヤッとした経験あり。 快走ルートではあるが、走り屋には注意。バックミラーは要チェックだ。
谷瀬の吊り橋まではあっという間に到着。 ここで少し欲が出る。このペースだったら国道168号を更に南下して国道169号に折り返しても楽勝で大阪に戻れるのでは? と考えた。

マッハVでゆっくりコーヒーを飲んで、昼前に帰れば良いと思い地図でチェック。位置としては手頃な国道425号線を使って国道169号に抜ける事にする。一瞬、昔Tが「この道はかなり細いから避けた方が良い」と言っていたのを思い出したが、ツーリングマップルで見ればせいぜい15km程の距離。 これならば少しの我慢で行けるやと判断。後にこれが非常に甘い見込みであった事を思い知る。
谷瀬の吊り橋から下を眺める。 丁度どこかのツーリングクラブが出発前のミーティングをしていた。それにしても凄い台数。
道の駅「十津川郷」。ここには足湯がある(←写真看板手前の屋根の下)。この時点でも8時前。 国道425号を抜けるのに1時間としても、11時には余裕で大阪に戻れる、という計算をしていた。


○ 地獄の酷道425号


国道425号線に入ってすぐに、私の見込みが大きな間違いであった事を思い知らされる。 道はどんどん細くなり、低速というよりも極低速コーナーの連続。道は舗装しているものの、砂利が浮きまくっていてまともに走れない。 これは国道ではなく、林道と言った方が良い道だ。 もう必死である。 おまけに「国道169号線まで25km」とかいう表示。 地図で見た直線距離は高度を考慮していなかった。 泣きたくなりながら、重たいZX−11を右に左に・・・。 もうコーナリングがどうこう言っている状況ではない。 
この辺りが最悪の状況だった。見ての通り、国道と言えども車幅は1車線しかない。 砂利は”浮いている”というレベルではない。 この前後4回前輪が滑ってヒヤッとした。 ひたすらこの道が早く終わる事を願いながらZX−11を進める。

結局この国道425号線を抜けるのに1時間半掛かった。 もう2度とこの道を通る事はないだろう・・・。
425号線の後だったので、なおさら169号線が綺麗な道に見えた。 国道169号線沿いの道の駅「吉野路上北山」。

ここから明日香村経由で南阪奈に抜けて帰ったのだが、橿原市でも渋滞にあって大阪自宅に到着したのは結局12時ギリギリ。もちろんマッハVに寄る時間もなく、クタクタになって倒れ込むように帰宅。

やはりソロツーリング時間の余裕は無いとは言え、余裕を持った行程としっかりしたプランを立てなくてはならないものだ。