平成26年12月23日　　キャッチボール

不器用なところは私に似て、およそ球技とつくものに興味を示さなかったミミ坊。今年6月チケットを貰って甲子園球場に阪神タイガースの試合を観に行った後、突然野球に興味をもつようになりました。その後ミミオヤジから誕生日に黒い左利き用グローブを買って貰い、秋のクライマックスシリーズが終わる頃には明けても暮れても野球の話ばかり。すっかり野球バカ・トラキチになってしまいました。今年のクリスマスプレゼント希望は「トスバッティングマシーン」だそうです。

彼を観ていると30年前の小学生の自分を外から観ているようでおかしい。私自身生まれて気が付いたら阪神帽を被っていました。進路について一切注文が無かったけれど、阪神ファンになる事だけは幼少からすりこまれていた（笑）。昼は近所のグランドに行き毎日素振り壁当て。夜は阪神が負ける度に泣いて悔しがる。そんな小学時代を過ごしてきた私の目の前に自分と瓜二つの子供がいる訳です。頭の記憶回路の半分を役にも立たないタイガースの個人応援歌やピッチャーの球種を覚えるのに使っていないか（笑）。親としては心配半分、そしてもう半分は30年以上ほこりをかぶっていたグローブを出してきて、そんな息子とキャッチボールができる楽しさです。

夏休みから毎週土日どちらかの早朝はキャッチボールをするのが恒例に。夏はおじぎをしていたボールが、落ち葉散る秋にはちょっとは力強い球が投げられるようになりました。寒さ厳しい冬が来てさすがに早朝キャッチボールは無くなりましたが、ミミ坊の野球熱は冷えるどころかヒートアップするばかり。そんな彼を横で観て、妹のモモまで上本や西岡の応援歌を歌うようになりました。夏には足手まといだった彼女も、今はピンクのグローブ片手に公園についてきます。

4年生になって始めた野球。地元の野球チームに入るつもりもないらしい（めんどくさいようで、その辺りも私にそっくり　笑）。客観的に観れば上手な子は他に沢山います。でも楽しく好きで野球をするのは大いに結構。中学に入れば部活で野球部に入る以外の選択肢が実質無くなります。ボールを投げて打って、純粋に楽しめるのは取り敢えず今のうち。遊びとして大いに楽しめば良い。

それにしてもミミ坊の思いもしなかったキャッチボール熱のお陰で貴重な早朝の優先順位が変わってしまいました。これまでは�@バイク　�A自転車だったのですが、キャッチボールが自転車と入れ替わりました。今の自分のプライベートの余裕度から趣味は上位２つと決めています。なので自転車は一時休止。まあ親子でキャッチボールができるのは中学に上がるまで残り2年程。それまではミミ坊の野球熱に便乗して楽しもうと思っています。